ThinkPad X200sのWWAN用アンテナを取り替えた

以前、ThinkPad X200sのWWAN用に増設したアンテナですが
やはり無理矢理取り付けたせいか感度があまり良くありません。
別に使えない訳じゃありませんが、やはり感度はいい方が精神的には安心というもの。


そんな中、いつもお世話になっている無線LAN普及プロジェクト様で
何だか面白そうなアンテナを取り扱われているということで、
気になって譲っていただくことになりました。



日立電線製の小型アンテナ。
よく市販されているアンテナはフィルム型の平ぺったいアンテナですが
これは液晶パネルに取り付けるようなケースを想定されているようで
長細い形になっています。
両端にはネジか何かで固定するためのような穴がありますが、
今回はもちろん使うことはありません。
では早速取り付けてみましょう。



ぱぱっとX200sの本体から液晶部分を外します。
液晶のフロント側ベゼルを取り外したところ。
見える範囲に5本のアンテナが取り付けてあります。
真ん中の歪んでるアンテナがWWAN用です。



液晶パネルも取り外してみました。滅多にみられない天面の裏側です。
何回かバラしていますが、実は液晶パネルを取り払ったのは今回が初めて。
面倒くさいので普段はあまり取り外さず作業していました。
ベゼルの端と真ん中にあるゴムっぽいものが液晶パネルの保護・位置決めと、
アンテナケーブルのルーティングに役立っているようです。
しかしいかにも無理矢理取り付けたくさい、真ん中と左から二番目のアンテナ。
真ん中はWWAN、左から二番目はGPS用です。



一部分を拡大してみました。
何かというと、WXGA+モデルのハイブリッド天板に見られる
CFRPとGFRPの継ぎ目部分です。
CFRPは強度こそ高いですが、電波を通しづらいため
アンテナのあるベゼル上端のみGFRPにして、
受信感度を落とさないようにしているようです。
ちなみにX200(およびX200sのWXGAモデル)は
マグネシウムと強化プラスチック(GFRP?)のハイブリッド天板です。



で、搭載。真ん中と液晶パネル側に貼ってたアンテナを引っぺがし、
ThinkLightの上からアンテナを搭載。
さらにそのすぐ真下にもう一つ搭載。
そのまま液晶パネルを戻すとこんな感じになります。無理矢理だな。



上半身を戻しました。
はっきり言ってアンテナケーブルが余りまくっているため
二カ所もとぐろを巻いております。
こうやって納めるのは結構大変です。


で、起動と受信テスト。
はっきり申し上げると今までとほとんど変わりませんでした。
まあ自己満足でしたが楽しかったのでOKとします。
しかしこんだけアンテナが小さくても感度は保てるってすごい事な気もする。